炭の効果

炭の力!~ 炭は、炭素のかたまり! ~

炭パワーのひみつ

炭の孔は、木の水分や養分が抜け出した細胞がそのままに残っていて、炭化して収縮し、表面にはさらに微細な孔ができる。
 そのため数ミクロンから数百ミクロンのパイプを束ねた(蜂の巣に似た)ような孔が2cm角の炭の表面積はテニスコート1枚分もあるんだって…!!

どんな種類の炭があるの?

  • 白炭(しろずみ)
    1000度を超える高温で炭化。火もちが良い。硬くて重い。PH9.5前後でアルカリ性強い。ミネラル分の溶出が多い。
  • 黒炭(くろずみ)
    400~700度で炭化。比較的柔らかくて軽い。火付きが良い。
  • 消し炭
    低温で焼かれているので、柔らかく、土壌改良向き。

炭が持つ、6大効果

  • 微生物を定着させる
    菌根菌や放線菌や細菌も殖える!
  • ミネラルを供給
    炭は水に溶けやすいミネラルを含む!
  • 保水効果
    炭はたくさんの細孔に水分を蓄えるので、炭があると保水力がアップ!
  • 通気性を高める
    炭の細孔には空気(酸素)も豊富。作物の酸欠を防ぐ!
  • 浄化力
    普通の炭が水を浄化するときは微生物の力が作用する!
  • 吸着効果
    炭の最大の機能!臭いも取り、湿気も取り、肥料の吸着効果も期待できる!
 木や竹が「燃える」ときは、木や竹の成分と酸素が結びつて炎を出し「炭素」も燃えてしまいますが、木や竹を『炭』にすると、結びつく酸素を少なくするので、「炭素」やその他の成分を個別に取り出すことが出来るんです!
  • 木や竹を「炭」にすることは、CO2の固定化になります。
  • 山の木や竹を間伐することで、災害防止にも繋がります。
  • 黄砂や酸性雨や化学肥料によって、酸化した土壌改良に。

おさらい(ポイント)

  • 炭(炭素)
    ※炭は、炭素のかたまり。
  • ミネラル
    ※高温で焼くほど、木や竹の組織からはじき出され、水に溶け出しやすくなる。
  • 木・竹酢液(ガス成分)
    ※燃えるときは酸素と結びついて分解してしまう成分が(木・竹)酢液としてとれる。